ACR療法 (多血小板血漿 (PRP) 注入)|治療についての流れ|当院でのPRP治療
ACR療法 (多血小板血漿 (PRP) 注入)
皮膚老化の再生を図るために、自己多血小板血漿(PRP)の皮膚への注入する治療法になります。
PRPはご自身の血小板を濃縮した成分で、この中には皮膚の再生を促進する様々な成長因子が含まれています。これらは、清潔操作で行われ、かつ自己血液であるために、他人からの病気がうつる、あるいは感染症を起こす心配は基本的にありません。
整形外科領域(*)ではスポーツ整形で関節内損傷に対しての再生医療を目的としてPRP注入が行われていますが、当院では主にシワやタルミに対して皮内注入を行っています。再生医療としての理論は同じとなります。
(*)以下、順天堂大学整形外科によるPRP加療の参考サイトとなります。
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/patient/other/prp.html
治療についての流れ
- 施術前に表面麻酔を行います。
- 静脈血採血による合併症は稀ですが、 失神・吐き気・静脈炎・内出血斑・神経損傷を
起こす可能性があります。 - PRP注入液を作製するためには、通常10tの静脈血を片側の肘の静脈から採血します。
1キット10ccより、約1.5cc〜2.0ccのPRP注入液が作製できます。 - 血小板活性を保つためにアドレナリン含有リドカインを少量加えます。
- PRP注入後、 腫れや内出血が起こることがあります。
- 施術後にホットタオルで加温します。
- 他の治療法:ヒアルロン酸注入などがあります。
- 当院での治療費は税抜150,000円となります。
当院でのPRP治療
- PRP注入は、完全にシワ・タルミを改善するものではなく、個人の自然治癒力を利用しているため、 徐々に改善するが、その治療効果に個人差があること及び治療効果を保証するものではありません。
またシワ・タルミの程度によっては、複数回の注入が必要な場合があります。主に当院ではホウレイセンや涙袋、目尻のシワ、首のシワ、アゴのタルミなどに注入しており、整形外科分野での関節内注入は行っておりません。
当院は、特定細胞加工物製造届書を関東信越厚生局に届け済みとなり、第3種治療施設として認定されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186471.html